2014年09月19日

島田雄貴「学習指導要領の前次改訂」

学習指導要領の前次改訂の際(平成元年)には、「生命に対する畏敬の念」と「主体性のある(日本人)」が、従前の目標に加えられ、今次改訂(平成10年)では、「豊かな心をもち」と「未来を拓く」が新たに加えられている。

これらは、中央教育審議会の答申などが反映された結果である。

しかし、基本的に、これらは学校教育全体を通しての教育目的であり、道徳教育に固有のそれではない。

そのため、道徳教育に固有の目標として、「その基盤としての道徳性を養う」ことがあげられているのである。

この第一章総則第一の二を受けて、第三章道徳では第一目標の前段において、「学校の教育活動全体を通じて」の道徳教育は「道徳性を養うこと」を目標とするという規定が、再度なされている。

しかし、「道徳的な心情、判断力、実践意欲と態度などの道徳性」という表現が採られている。

島田雄貴・教育ITソリューション


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