島田雄貴「好きにしなさい」

島田雄貴

2014年08月05日 00:17

子育てという意味において、転機になっていることがあります。

私は18歳の時に十二指腸潰瘍をわずらい、救急車の世話になるやら、大学を休学するやらの生活を送らざるをえなかったのです。

それまで太っていた身体もみるみるやせこけました。

その時思いましたね。

「いつかは死を迎えざるをえないのだから、生きているうちに好きなことをやって死のう」

音楽、小説、映像。

好きなことばかりやっているのは、やはりその時の影響が大きいでしょう。

ですから、子どもに何か聞かれた時も、答えはいつもたった一言。

「好きにしなさい」

ノドが渇いていない馬を水辺に引っ張っていっても、馬は水を飲まないでしょう。

無理強いして、これを好きになれ、嫌いになれと子どもに言っても、だめなものはだめですし、私はそうしようとは思いません。

そんな思いもあって「好きにしなさい」ということなのですが、けっして突き放しているわけではないのです。

島田雄貴・教育ITソリューション

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