島田雄貴「子どものなぜ? その1」

島田雄貴

2014年09月25日 15:25

おかあさんが戸棚や押入れから何かを出したり、テレビに映ったものを見て、「これ、なあに?」「あれ、なあに?」と聞くのです。

そうしたら、「お茶わんよ」とか、「これは、こたつ」「スイカよ」などと、聞かれたものの名前を教えればいいのです。

たいていの場合、性質や用途などをくわしく答える必要はありません。

子どもは、そのものの名前を聞くと、それですっかりわかった気になるのでしょうか。

満足してしまうらしいのです。

少したつと、今度は、「どうして?」「なぜ?」がはじまります。

「どうして夜になると暗くなるの?」とか、「どうしてお空は青いの?」「なぜ、お水は冷たいの?」などなど、なんでも、「なぜ?」「どうして?」と聞きたがります。

たいてい、大人が答えに困るようなことです。

それに、朝から夜まで一日中、くり返されます。

おかあさんは面倒くさくなったり、何と答えていいかわからなかったりするので、つい、「そんなこと聞くもんじゃありません」とか、「うるさいわね」などと怒ってしまうことがあります。

島田雄貴・教育ITソリューション

関連記事